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ハンターハンターは幽遊白書のオマージュなのか その3

その3です

 

ハンターハンター幽遊白書のオマージュとして考えたとき、最大の変更点はなんでしょうか?それは「キルア」の存在です。

最後にこの「なぜキルアなのか?」という謎について考察し、終わりたいと思います。

 

 

なぜキルアなのか?:

これは実はハンター連載当初からぼんやり思っていた疑問でした。

「なぜキルアなんだろう…」と。

メインの4人組の構成があまりに似ており、連載当初は幽遊白書に構成が似ていると騒がれていましたが、もうあまり似ていると言われることはなくなりましたよね。それは「キルア」の存在によるものが多いと思います。幽遊白書ハンターハンターでは「飛影=キルア」の役割が大きく異なります。

 


ゴンの親友であるキルアはハンターハンターにおいて第二の主人公と言っても過言ではありません。しかし幽遊白書におけるキルアは「飛影」、どちらかといえば蔵馬とセットになることが多い存在であり、あくまで「主人公グループの1員」という存在でした。幽遊白書の4人グループを踏襲したことを考えると、ゴンの親友はレオリオ=桑原であるべきです。ところがそのポジションはキルア=飛影になった。これはかなり大きな変更点です。ではこの変更で、一体幽遊白書の何を消化しようとしたのでしょうか?

 

それはものすごく単純に考えると、「飛影というキャラクター」ではないでしょうか。飛影というキャラクターが消化不良であり、描ききれなかったと考えられたため、ハンターハンターではキルアというキャラクターに生まれかわり、第二の主役というポジションに配置し、きちんと描かれようとしているのではないでしょうか。

 


飛影というキャラクター:
さて、この飛影というキャラクターにはある明確な設定が1つあります。それは彼が「子供である」…という設定です。
妖怪としては蔵馬やその他の登場する妖怪より明確に年下の設定だし、双子の雪菜もビジュアルは子供です(これは他の雪女のビジュアルと比べると明確です)飛影は「チビ」と言われても怒りません、これから大人になり背が伸びるはずだからです。


…ということで、実は、飛影は人間の年齢にしたら幽助と同じ年か少し下くらいの設定なのではないかと考えられます、つまり「少年」です。その若さで蔵馬や躯とわたりあっていたということは、実は幽助同様すごい才能の持ち主なわけです。作中で一番精神的な成長をみせているのも飛影だし、飛影は、よくよく考えてみると幽助に年齢も才能も精神面も近い「友人」として最もふさわしい存在なわけです。

幽遊白書における幽助の精神的な孤独を埋めることができたのは実は飛影だったのかもしれない」という要素を消化したのが「キルア」なのではないでしょうか?

 


アルカと雪菜:

飛影といえば双子の妹の雪菜です。

ということで、キルアにも溺愛する妹アルカが登場します。言及はされていないけど、この2人は双子なのではないかと思っています。31巻の表紙がわかりやすいですが、まるでキルアとアルカは、実は飛影と雪菜をあべこべにしたかのようなビジュアルをしています。

さて、詳しくは割愛しますが、つかず離れずな関係性の飛影と雪菜とは違い、キルアはアルカの手を取り一緒に生きていく決意をしたわけです。これも消化点なんですかね。

 


まとめ:

長々と書きましたがこれはもちろん一つの妄想です。こうやって妄想をかきたてられる冨樫先生の漫画が今も昔も大好きです。今回妄想の中ですら、冨樫先生、ちゃんと幽助や飛影や幽白のキャラクターのことが大切だったんだなと思いほっこりしました。ゆっくりでもいいので、これからもずっと漫画を描き続けてほしいです。

もしも長々と読んでくださった方いらっしゃいましたらありがとうございました。

 

 

 

 

 

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